こんにちは、りーふです。
今回は≪巣穴の魂商人≫による無限コンボ内蔵のミッドレンジデッキです。
黒基盤の無限コンボ内蔵デッキには思い入れがあります。
今となってはモダン専門の僕ですが、そのきっかけになったデッキがありました。
それが『ヨーグモス医院』です。

手順として…
①≪ヨーグモス≫と「不死」持ちクリーチャーを2体、ライフドレイン効果持ちを用意する
②≪ヨーグモス≫効果で「不死」1体を生贄にして1ドロー(-1/-1カウンターはどこにも置かなくてもいい)※ドレイン
③「不死」誘発で+1/+1カウンターが乗って蘇生
④「不死」持ちのもう片方を生贄に≪ヨーグモス≫起動、-1/-1カウンターの対象は蘇生後の+1/+1カウンターの乗っている自分の「不死」※ドレイン
⑤ルールにより、「+1/+1カウンターと-1/-1カウンターが同時に乗った時は相殺されて消える」ため+1/+1カウンターの乗っていない「不死」が再度用意されて初期盤面に戻る
モダンホライゾン2以降、モダンデビューした際にめっちゃ使ってました。
また、このデッキの側面として、「最強じゃないくせに、やたら高いカードが採用される」というポイントがあります。

※2026/5/20現在
全部が必須カード、という訳ではないのですが、なんかやたら高いカードばっかり求められるんですよね。
しかも、ちょこちょこブースターが追加される度に、その中のトップレアだけ採用してる感じでちょこちょこ貰ってるんですよ。
たまに1回強化来ただけですごく強くなれるデッキもある中で、定期的に高額カードで強化される割に圧倒的な入賞数を叩き出せていない難しいデッキになってしまいました。悲しい…
そして時は流れモダンホライゾン3から、新たな無限コンボ内蔵の黒いデッキが登場します。
それが、今回のデッキ基盤の一部になっている≪巣穴の魂商人≫コンボです。


この2枚があれば、ライフが続く限り、戦場と墓地を≪墓所這い≫が往復します。
そこに、先述したドレイン効果内蔵である≪血の芸術家≫系統が横に添えてあれば……

相手だけライフが失われていきます。
≪ヨーグモス≫の利点は、
・自身の効果でドローやサイズマイナスが出来るため、無限コンボだけでなくじわじわミッドレンジ出来る
・相方が「不死」クリーチャーなので時間稼ぎが出来る
・やるしかねぇ!という時はコンボパーツをドローしながら集めに行く事も出来る
≪魂商人≫の利点は、
・1ターン目から順番に出して行って3ターン目にサクッと勝てるコストの軽さ
・≪墓所這い≫1体でいいし墓地から蘇生出来るので、ドロー効果でなく切削効果で進める事が出来る
・ヨーグモス医院程は高くない
と、言う訳で、
前置きが長くなりましたが、そんな≪魂商人≫コンボを軸にした、無限コンボ内蔵のミッドレンジデッキの紹介です。
●デッキの構成要素
①≪不死鳥艦隊の飛行船≫を活かすカード
②≪魂商人≫コンボを活かすカード
③黒単でなく緑採用の利点
今回≪魂商人≫コンボの他に採用するのは「アバター 伝説の少年アン」で登場した神話アーティファクトである、≪不死鳥艦隊の飛行船≫です。

4マナで4/4飛行になる機体アーティファクト。
「搭乗」コストもたったの1と破格のスペック。
更にそれだけでなく、
「自ターン中に自分のパーマネントを生贄にしていた場合、終了ステップにコピーを生成する」という効果。
コストも持ってて、効果も持ってて、パワーもそのままのパーフェクトコピーです。
この効果を持ったままなので、気付けばすんごい増殖します。
条件を満たし続けたとしたら、1回目で2体へ、2回目で4体へ、そして3回目の誘発で8体へ…
とはいえ、あくまで機体が増えてるだけなので、搭乗員不足になっていればしょうもないです。
無限にパワー1以上のクリーチャーを供給出来れば問題ないでしょうが、さすがに限りがあります。
でも、≪不死鳥艦隊の飛行船≫には更にすごい事が書かれています。
「あなたが「不死鳥艦隊の飛行船」という名前のパーマネントを8つ以上コントロールしているかぎり、この機体はアーティファクト・クリーチャーである。」
倍々で増やした先に、全部クリーチャーになります。
なんという事でしょう。
3回目の誘発で4/4が8体にも増えてしまえばかなりすごい事になっています。
どれか1体だけ除去されると残った7体がアーティファクトに戻ってしまうため過信は禁物ですが、そのターンでゲームを落とさなければ、次の自分ターン終了時に14体に増える訳なのでなんとかなると思います。
使いたい、このカード。
という訳で、今回軸にしていきます。
最大限のパワーを活かすために必要な要素は以下の通り。
①容易に生贄に捧げられる効果
②容易にパワー1以上のクリーチャーを並べられる効果
この2点について、噛み合うカードがこちら~^^
①容易に生贄に捧げられる効果
フェッチランド、宝物トークンは割愛。

こちら≪ファイレクシアの塔≫、神の噛み合いです。
クリーチャーを生贄に捧げて黒2マナを出せます。
≪不死鳥艦隊≫の早出しにも貢献する上に、そのターン終了時に誘発までさせてパーフェクトコピーの生成まで満たせます。
最高の相棒です。
1ターン目にこれらのカードを出しておくと、2ターン目に≪ファイレクシアの塔≫から≪不死鳥艦隊≫まで繋げられるスターターがこちら。


共通効果は「黒1マナのクリーチャーで」「死亡時に宝物・トークンを出す効果」です。
※黒単構築とするのであれば両採用するのですが、今回は緑採用なので、「ゾンビ」でない≪強欲な掠め盗り≫はマナクリに席を譲る事とします。

クリーチャーを減らさずに生贄という条件を満たせるため≪黄泉帰る悪夢≫も候補です。
ソーサリーでしか起動出来ないという部分も、≪不死鳥艦隊≫のためにどうせ自ターンに起動するので気になりません。
構成上、登場時にトークンを並べるようなカードも採用するので徐々に盤面が増える事もあります。

黒単なら≪命取りの論争≫も採用候補だと思います。
コスト時点で1枚生贄にする代わり、合計3枚カードを得ている事になるため損はしません。
ただ、せっかくのインスタントがソーサリー感覚で使われるのは少しもったいない気もしますし、好みだと思います。

維持出来れば強いものの、召喚酔いの影響を受けるし継戦能力は他に頼る事になるので、≪忘れられた神々の僧侶≫は使いにくいと思いました。やはり≪ファイレクシアの塔≫に勝るものなし。
②容易にパワー1以上のクリーチャーを並べられる効果
条件①を満たしていた場合、十中八九≪不死鳥艦隊≫は2枚用意できているはずなので、
出来れば「出すだけでパワー1が2枚並ぶカード」や「毎ターンパワー1が供給できるカード」が欲しいです。

まずはカードパワーで≪オークの弓使い≫です。
並んでる上に単体性能が高過ぎて、本来のギミックを用意できていないのに、コイツだけで勝ったりします。
ネックなのは値段。このデッキにおいてはとにかく並べばいいので…

そんな時はコイツだ。灯争大戦のコモン≪ラゾテプの肉裂き≫です。
めっちゃ弱いです。代わりにめっちゃ安いです。
このデッキコンセプトにおいては、本当にパワー1が2体並びさえすればいいので、これでも大丈夫です。

※日本語語訳カード。正しい誘発タイミングは「戦場から墓地に置かれるたび、」
モダホラ3の≪マリオネットの見習い≫は好相性も好相性。
クリーチャーが並ぶ上に、≪魂商人≫の無限コンボの横に添えておけばライフルーズを担ってくれます。
安いし。

そして、緑採用の今回はプレインズウォーカー≪飢餓の潮流、グリスト≫も採用。
マナクリから2ターン目に置けると中々の場持ちを誇ります。出しているトークンサイズが能力のない1/1なのですぐにゲームを畳む事はありませんが、継続してトークンを並べる、という役割を上手く果たしてくれます。
黒緑のプールでは、+能力でパワー1以上のクリーチャーを供給出来るPWが少なく、実践級なグリストは尚更採用。
![《苦花/Bitterblossom》[MOR] 黒R](https://files.hareruyamtg.com/img/goods/L/152648_jp.jpg)
![(088)《苦花を携える者/Bitterbloom Bearer》[ECL] 黒R](https://files.hareruyamtg.com/img/goods/L/ECL/jp_c44d017f17_1.webp)
トークンを供給、という点においては≪苦花≫のこれらが満たしているのですが、次のターンでないと並ばず、一気に2体供給出来ないため今回は見送り。
②≪魂商人≫コンボを活かすカード

もちろん≪墓所這い≫です。
このデッキにおいては、パワーがちゃんと1以上である事が利点です。
≪魂商人≫が無限コンボでなかった場合でも、≪不死鳥艦隊≫の搭乗を満たす補助になる使用方法があります。
1)≪墓所這い≫をタップして≪不死鳥艦隊≫の搭乗1を満たす。
2)≪魂商人≫の効果でタップ状態の≪墓所這い≫を生贄に捧げ宝物・トークンを出す。
3)墓地から≪墓所這い≫を自身の効果で召喚、次の≪不死鳥艦隊≫の搭乗1に充てる。
4)以下必要分繰り返し。
![(115)《威名のソルジャー、セフィロス/Sephiroth, Fabled SOLDIER》/《片翼の天使、セフィロス/Sephiroth, One-Winged Angel》[FIN] 黒R](https://files.hareruyamtg.com/img/goods/L/FIN/jp_76d720b0a3.jpg?d=224x310)


そして、本当は≪マリオネットの見習い≫だけで十分なのですが、今回はパックから当たった≪威名のソルジャー、セフィロス≫も採用。噛み合ってるし、理由はカッコいいから。
少し前の僕「このデッキはヨーグモスより安いのが良い」
③黒単でなく緑採用の利点
そして、≪飢餓の潮流、グリスト≫以外にも展開をサポートできる緑要素の紹介。

宝物を出せる1マナの黒クリーチャーだけでも良いのですが、安定したマナ源も大事なので、今回は≪下賤の教主≫を採用。コイツ自身が≪不死鳥艦隊≫の搭乗条件を満たせないので、その点は難しい。ただ、緑デッキではなく黒い要素の方が色濃いデッキなので、黒マナの出せるこのカードが重要。
パワーを持っているマナクリ、という点では≪喜ぶハーフリング≫もいいのですが、この構成だと先述した≪飢餓の潮流、グリスト≫位にしか恩恵がないのでやはり≪下賤の教主≫に帰ってきました。

そして≪浚渫機の洞察≫です。≪魂商人≫コンボのライフゲイン要素を担ってくれたり、無限コンボでなくとも適当な≪墓所這い≫の蘇生でゲインしてくれるのでそれだけで長引かせる事が出来ます。
まぁ、≪墓所這い≫はブロック出来ないからライフは減る一方だが。
加えて、登場時にカードを4枚掘って土地、クリーチャー、アーティファクトのいずれかを回収出来ます。
土地事故を避けたり、クリーチャーを繋げたり、何より4マナでアーティファクトという微妙に触りにくい≪不死鳥艦隊≫を拾えるのが偉いです。
また、≪グリスト≫は戦場以外ではクリーチャーとして扱われるため、このカードの効果で見えた場合、カードタイプはプレインズウォーカーですが回収出来ます。2マナ⇒3マナで繋がるのでいい感じです。

他にも≪邪悪鳴らし≫もいいと思います。
パーマネントなら何でも回収出来ますし、起動効果で生贄になれる落とし子・トークンを置いていくのが利点です。
今回は≪魂商人≫コンボを大事にするのでライフゲイン要素の≪浚渫機の洞察≫を優先。

他には、全体的に採用しているカードコストが低いので≪集合した中隊≫もいいかもしれません。
≪魂商人≫コンボが全員効果範囲ですし、先述した通り≪グリスト≫も出せます。

狙ったカードを出すならさすがに≪召喚の調べ≫ですが、緑シンボルが多くないので、使いたい場合はもっと緑を増やしておかないとダメでしょう。
先日フリー対戦で使用したら、結局≪不死鳥艦隊≫が増え続けるのを咎められなかったり、≪浚渫機の洞察≫が2枚ある状態で≪墓所這い≫がループして、ライフルーズはないものの無限ライフが決まって勝てました。
勝ちたい大会レベルでは持っていかない感じのデッキなので、気楽な対戦の時に使っていきましょうかね。

一時期2500円とかしていた≪不死鳥艦隊≫ですが、当時から「そんなカードではないだろ~w」と思ってたのでちゃんと値下がって良かったです。
代わりと言ってはなんですが、当時1000円とかで買った、今回のキーカードの1つである≪ファイレクシアの塔≫に関しては…

マジぃ!?って感じです。
安いのが売りじゃなかったのか、≪魂商人≫よ…
とまぁ、こんな感じでのデッキなので、パーツが揃っていれば是非使ってみてください。
増え続ける≪不死鳥艦隊≫がクセになります。お試しあれ。
ありがとうございました。では、またどこかで。
