こんにちは、りーふです。
この記事、というかコラムでは、学生時代から色々とカードゲームで遊んできた僕が、MTGに触れてハマるまでの話や、他TCGと比較しての所感を書いていきます。
「あるある~」となるか、「アンタだけだよ」となるかはわかりません…
書いている11/3時点では、「MTGは流行ってる?流行っていない?」という議題が盛んに盛り上がっています。
発信者はYoutubeで動画として挙げられています。リアルタイム談義なようで命題に対して交わす話がまとまりきっておらず、聞いている立場でも内容を咀嚼するのに時間を要しました。言いたい大枠は理解出来ました。
僕の視点では、他TCGと異なっていた点について多めに触れていく事になる予定です。
捉えようによってはネガティブな意見になってしまいます。ご了承ください。
※この記事を書いている間に、首領のローグさんがめっちゃ似た趣旨の動画を公開されていました。
https://youtu.be/j7brbsCgx3M?si=gi4hqhWQ_qObIRN7
しかも内容も似てます。ローグさんの動画の方がしっかりされてます。
僕の方はコラムとして流し目で読んでください。
Ⅰ.TCGと歩んだ半生
30歳です。
僕の話です。
①小学生編
6歳か7歳の頃、友達のお兄ちゃんが茶色いカードで遊んでいました。
遊戯王との出会い、初めてのTCGです。

デッキについてくる紙のシート敷いてやってました。
何が起きているのか、何をしているのか一切理解していませんでした。
ライフ計算も暗算もよくわかってません。デッキは借りてやっていました。この時はすぐに飽きてしまいました。
次に遊戯王に触れるのはだいぶ後、大学生あたりの9期アライブヒーローになります。
それから数か月後、友達について行って入ったコンビニに、それは売っていました。

デュエルマスターズです。コロコロコミックは読んでいたので存在は知っていましたが、パックは初めて見ました。
この時お財布に入っていた小遣いは300円位だったはずです。ここで158円のパックを買ったらコーラとか買うのにだいぶ圧迫されてしまいます。小遣いを多めに貰っているような友達は5パックとか10パックとか買っていました。うらやましい限りでした。
「何パック買うの?」
買いたくなかったです。たかだか5枚買って何になる?
お前らはデッキ持ってるから買うんだろうけど、こっちは買ってもあと35枚買わないとなにも出来ません。
いや、コロコロの付録のカードもあるからもう少し少なく済むかな?やかましーわ。
結局買ったんですけど、ここでレアカードが当たるとかいうドラマチックな展開はありません。
文明もバラバラ、光ってもないし強くもない。世知辛いです。
この後に小学校で授業参観の時にディベート大会みたいなのがあったんですよ。
議題は「多めのお小遣いは必要かどうか」という内容でした。
先述した金持ちで10パック買ってたやつは「必要」側で、貧乏米農家の僕は「不要」側でした。
彼は「ノートとか消しゴムとか…買うから必要です…」って言ったのを覚えています。
僕は彼の親もいる前で「でもノートより、コンビニでデュエルマスターズのパック10パック買って1500円とか使うと思います」と反撃しました。暗算が出来るようになっていました。著しい成長ですね。
②中学生編
小学校高学年は野球部に入って、流行りもカードよりルビー・サファイア・エメラルドのポケモンでした。
中学校に入ってから、部活のない時に遊んでいた友達が紹介してくれたカードゲームがあります。
バトルスピリッツです。
![バトルスピリッツ 少年突破バシン 1 [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/819O51SE63L.jpg)
なんかアニメやっていたのは時々見てました。見てた、というか流していたというか。
野球部の準備とかの時間帯だったので内容やカード効果はあまり知りませんでした。
「ライフで受ける!」というワードだけは鮮明に覚えています。
このバトスピとの出会いが、TCGどっぷり半生の始まりです。
この頃は6人くらいのコミュニティで遊んでいて、ちょうどバトスピも6色あったんです。
〇〇君は赤担当、△△君は白担当!みたいな感じです。
僕は青担当でした。
バトスピには当時色ごとの役割、特徴が明確にあり、青は「デッキ破壊」担当でした。
今思うと、他のゲームではカードテーマとしてデッキ破壊はあるものの、文明や色の役割としてデッキ破壊があるのってすごい試みですよね。せっかくパックから当たったキラキラのレアカードが手札に加わる事なく墓地に行くんですよ?
僕はやる側なので楽しかったです。
正直赤や紫などのデッキの方が素早くライフを削れる上にドローも多く、平均して勝率は彼らの方が高かったです。
それでも、ある程度勝ててはいたので、何より集まってカードしたり、時々デッキ交換して「赤ってツエー!」とか「デッキ破壊キモwww」とかやってる時間は、今じゃ絶対に味わえない掛け替えのない時間でした。
当時、僕の地区では土曜13時から大会がアリ、野球部の練習が終わってからチャリでめっちゃ急いで帰って着替えて遊びに行ってました。デッキ破壊するカードだけを詰め込んだデッキで勝てる訳もなく、大体はよくて2回戦負けでした。
デッキにたった1枚のキャッスルゴレムと英雄巨人タイタスが引けた時はあからさまにテンションが上がりました。
それから1年後、新たな戦術が広がりました。
これがまた画期的で、僕にとってのバトスピが「遊ぶもの」から「勝てるもの」に変わった瞬間でもありました。

構築済みデッキ「轟天のヘブンズドア」の発売です。
この辺りから、青の新たな戦術「マジック封じ」と「強襲」が火を噴きます。



デッキの収録内容は、黄色と青の2色構成でした。
これを黄色担当の友達と互いに買い、彼の提案で収録内容の黄色部分と青部分を丸っと交換しました。
なお、メインが青で黄色は明らかにサブだったので、僕の方が得をしています。
当時でもさすがにそれを気付いていたので、黄色の彼に確認を取ったのですが、その上で彼は「いいよ!その分黄色は全部使うからな!」って言ってくれました。今思い出しても泣きそうになります。マジでいいやつ。マジでいいやつなんです。
この後の大会で、僕は人生で初めての優勝を経験します。
24人位の規模で、決勝の相手も上位常連のお兄さんだったのでその喜びはとんでもないものでした。
ここで、バトスピのゲーム性をさらって話しておきます。
MTGと同じライフ性のゲームで、5から始まります。相手のバトルフェイズであればマジックカードで干渉も出来ます。
当時はメインフェイズは眺めている事しか出来ませんでした。
特に記載がない限りは全員が速攻持ちで全員がブロック可能です。
要は召喚酔いがないゲームです。
そして、スピリット(クリーチャー)の右下に宝石のアイコンが付いています。
これに1つにつき「ライフで受ける!」となった時にライフが削れます。2つとか3つ持ってるレアカードもありました。
この当時はマジックカード位しか妨害手段がないため、それを封じるカードの影響力は絶大でした。
僕が初優勝した時も、このマジック封じが決めてでした。
そして、これはこの章でもっとも言いたい事なのですが、
そんな強いカードたちが、デッキを買っただけで3枚揃いました。
それまで1枚しか持っていない切り札2種類で戦っていた僕のバラバラ詰め合わせデッキが、使いたいカードが3枚ずつ入っているリストに洗練されたのです。
構築済みデッキを買ったおかげで、です。
③以降のTCG歴
以降はTCG飽和時代とも取れる時代になり、次から次へ生まれてはかじりました。
元からあったけど畑が違ったゲームも、流行っていたら相手がいたのでなんやかんやで始めました。
バイトを始めるような歳になってからは、カードもある程度買えたのでデッキを組んで大会に出たりもしました。
それらの戦績はこの章ではどうでもよくて、この章でもっとも言いたい事は、
デッキの強さは競技レベルではないにせよ、どのTCGも構築済みデッキが売っていて、それを2人で買ってすぐに対戦が出来ました。
Ⅱ.MTGとの出会い
「このタルキール覇王譚ってパックに、めっちゃ高かったカードたちが再録されてんだよ」
それは2014年、テーロス・タルキールブロックの事だった。
MTGの知識はまったくなく、ゲームの名前を知っているだけの僕のもとにも、さすがにこの噂は流れました。
フェッチランド、初めての再録の件です。
当時のカード仲間でも、MTGと何かを掛け持ちしている人はおらず、初めて別のコミュニティに触れる瞬間でした。
それまでは大体友達の友達、とか友達が掛け持ちしてたTCGをやってみる、とかだったためです。
行きつけのカードショップでMTGの話で立ち話をしていると、ちょうどタルキールを買いに来たユーザーさん(めっちゃ年上)の方と出会いました。店長さんが間に入って「こいつ等もMTGやろうとしてる」って話してくれて、なんか立ち話になりました。
その時に言われたのは、
「まだ大学生とかでしょ?ローテーションってのがあるから追いかけるの大変だよ?」
って内容でした。
りーふ、初めてのスタン落ちとの出会いです。
他のTCGにおける禁止・制限とは別で、カードプールそのもののローテーションというものに驚きを隠せませんでした。
場合によっては、使っていたカードが無価値になるというショックは結構大きかったです。
それともう一つあったのは、
「まずはみんなでパック何個か買って、ドラフトとかシールドとかしたらいいんじゃない?」
って内容でした。
そういう遊び方もあるのか~って感想が1割、残り9割は…
「構築済みデッキとかじゃないの?????」
でした。
そう。売ってなかったんですよね。スタンダード構築済みデッキ。

後になって調べたら当時はこれが該当するのですが、売り場に本当は並んでいたのかも今となってはわかりません。
これについての課題は、
1)既存ユーザーはわざわざ買うものじゃないからその人も店長も入門向け商品として認識していない
2)スタンダード、モダンなどフォーマットが細分化されているため「今買ったこのデッキのカードはそのまま使っていいのか?」がわかりにくかった
3)製品名が色んな呼ばれ方に分かれており日本語で直感的に「これがいいのかな」となりにくかった
といった感じでした。
例えばたった今MTGを始めようとしている友達の友達が2人いたとして、「とりあえず構築済みでもいいから対戦してみたいんですよね~」ってなった時に、この商品が売り場にあったとして、何もスマホで調べずに「いったんこれだね!」と、今の僕でも言えなかったと思います。
他のTCGの名称や売り方で僕が知っている限りでは…



ポケカやヴァンガードは入門編と割り切って対戦を覚えるためのスタートデッキ。
デュエルマスターズは既存の環境・準環境デッキをランダム25種にして1100円で。
「スタートデッキ」っていう名前が直感的ですよね。これやな~、って気軽に手に取れる感じ。
デュエマは面白い事したな~、って今でも思います。
パック感覚で買って、開けて、すぐ対戦出来ます。

MTGもやってましたよね~、チャレンジャーデッキ。

ポケカも不定期ですが、結構強度の高めのリストでデッキを出す事があります。
コミュニケーションの対戦から、勝敗を意識した対戦にランクアップする際のお供、といった立ち位置でしょうか。
MTGやるとしたら、晴れる屋の詰め合わせを買ってガチャガチャやるのが楽しいんですが、デッキではないですよね。


パッケージの情報問題は、2022年位から解決に向かっています。
「スターターキット」「デッキ×2そのまま使える」「プレイ方法を学ぶための最良の方法」
いいキャッチコピーです。
そんな中での読んでいる方への質問です。
この商品、認識されていましたか?
この商品があるの、知っていましたか?
他のTCGに比べてカード自体の値段が高いせいか、やってる人たちのデッキ構築もライトではいられなくなり、どんどん値段も上がっていくと思います。モダン・レガシーなどのエターナルフォーマットでは尚更です。
そんな中で、普段新商品でチェックするのはパックのカードリストに寄っています。少なくとも僕は。
「あ、こういうガチ入門向けセット出るんだ~」とかは、気にも留めていません。なので、ユーザーなのに調べて初めて知った、というのもあります。
こうなってくると、やっぱり紹介はMTGアリーナの方がいいですよね。
対戦出来るし。
そこから紙への導線が微妙なんですよね。
ガチ入門はアリーナに任せて、ちょっと前のスタンダードデッキを廉価構築済みor2枚積みまでにしてデッキを2個買うようにするっていうのがあったらな~~~~、と個人的に思います。
※あくまで「僕が別のTCGに入れた要員」はこれが多かったためです。
ここで、大学生当時の僕が直面した課題に振り返ると、
「ローテーション落ちする割にスタンダードの値段が高い」が本当にきつかったです。
最新の環境デッキがパックやシングルで組むのは商売として当然と思います。
でも、1年前の流行デッキは構築済みデッキにして欲しいな~~、って感じが強く感じます。
加えて、これも個人的な趣味というか、強いデッキリストを見るのが好きです。
戦績が良かった、意外なコンボを使っている、海外のトレンド、など様々です。
今だと晴れる屋サイトの「デッキ検索」ページから見る事が多いです。
そんな中で、リストの上の方、つまりよく勝っているリストを見ると、大方同じカードを誰も彼もが使っています。
当然です。強いからです。〇〇の上位互換だからです。
つまり、それしかカードがわかりません。
魂の洞窟代わりになるカードは知りません。理論家ジェイスの代わりに入れられるカードがわかりません。
下位互換だけど安い、そんなカードは調べないとわかりません。
下位互換という言葉は悪印象ですね、廉価版とかにしますか(伝われ)。
どういう事かと言うと、リストを参考にしてデッキを組むと、妥協カードがないんですよね。
アリーナから始めると結構多いと思っていて、ワイルドカードで交換出来る事もあって、結構「限りなく正解に近いリスト」に到達しやすいので、再現しやすい方だと思うんです。ワイルドカード不足の時は一生懸命探すと思います。

例えばこのカード。
おおむねタップインの土地です。
マナは青か黒が出ます。
4500円の同色諜報ランドがすぐには買えないとしたら、僕はいったんこっちでもよくね?と思う訳です。
どっちもタップインだし。出るマナ一緒だし。
でもこれを採用している人は珍しいです。
なんか、妥協しちゃいけない風潮ありますよね。
レガシーやるならショックランドじゃなくデュアランじゃなきゃいけない。
ジェイスは理論家じゃなきゃいけない。
みたいな。苦しい。理想を知ってしまっている上に、妥協が出来ない。
他のTCGをある程度やっていたりすると、妥協する事は敗北の可能性が高くなるからそれは出来ない。
金なくてカード妥協したらそのカードちょうど引いて本家なら勝ってた、とか悲しくて揃えなきゃ始められない。
75枚を揃える、ってのが、「テーマにそった75枚を揃える」事から、
「このリスト通りに75枚揃える」になったのはいつからでしょう。
値段的妥協は悪なのでしょうか。誰もそういう事でいじってきません、大人なので。
恥ずかしいと、自分の心が思っているから妥協出来ないんです。
この間初めてコマンダー交流会で遊びました。ブラケット3で組んでいったら参加者の数が合わずc卓と合同でした。
4番手でした。
親⇒フェッチからデュアラン
2⇒モックスダイアモンド、フェッチからデュアラン
3⇒直でデュアラン
僕⇒フェッチショックイン、ラノエル
なんか恥ずかしかったんですよ。僕だけ3点払って。
お三方は僕だけカード知らない中で色々教えてくれたり、「詳しくは言えないけど、このスタックの段階で処理しないと無限入って3人とも負けます」とか教えてくれてめっちゃ楽しかったです。
隙を縫って僕が無限コンボ入ろうとしたら「初心者さん相手だとしても俺は勝ちたい!」って初めて激情の後見を撃ってもらいました。その後妨害を出し切っていたので、次番の人が無限入って全員仲良く負けました。
![《激情の後見/Fierce Guardianship》[C20] 青R](https://files.hareruyamtg.com/img/goods/L/CMM/fierce_guardianship_jp_a14a6f9115.jpg)
ちょっと話を戻しますが、
「カードが高くて子どもが~」
とかは、正直諦めかな、とも思います。
子ども同士のコミュニティはポケカやデュエルマスターズの方が勝るのは致し方ない気がしています。
現状は、
①アリーナから始めて「同じデッキを紙で組んで大会出てみようかな!」に対する値段的障壁
②デッキの強度=値段なのに、新しく組む手段は公式からはパックしか出ていない
のがキツイかな~、って所です。
パウパーなら、とか、デッキによっては、とかそういう話をしたい訳じゃないんです。
「野球がしてみたい」って言った子をバッティングセンターに連れて行ったとして、それは野球の魅力の内のバッティングしか味わえない訳です。投球、送球、守備、走塁、チームプレーなどは別の機会になっちゃいます。
いっちゃんんはじめの門は無料のアリーナが開いてくれてるのに、大人が遊んでる紙の対戦ゾーンは入場料高いんですよ。
そのデッキが好きになったからそのデッキを使いたいんですよ。
Ⅲ.おわりに
新規の壁、という話はよくしていますが、0から1にする障壁にばかり目が行きがちですが、アリーナと言う1から紙や店舗対戦への2以降も同じくらいめっちゃ大変だと思っています。3とかそれ以降って結構慣れちゃってて簡単です。金銭感覚バグってきてるんですかね。
その上で、同じ感じの熱量の友達が必要です。
入門デッキで始めて、片方だけシングルでめっちゃ強化しだしたら不和が生まれます。
同じ歩調で進めるのは大変なんです。
金のかかる、趣味ですね。
では、またどこかで。
